「コンプライアンス」とは「法令遵守」と訳されることが一般的です。
この言葉には、もともと「相手の期待に応える」「相手を尊重する」という意味もあります。法律や規程、社会規範などを遵守することももちろん、何のためのルールなのか?誰を守るために定められているのか?
保険業界は忘れかけていることではないでしょうか?
保険業界では昨今においてさまざまな不祥事が相次いでいます。社会や我々契約者の目はますます厳しくなっています。というより厳しくならざるを得ないというべきでしょう。
生命、損害など含めた保険業界全てにもう一度「コンプライアンス」ということを真剣に考えて欲しいと思います。
私たちが求めるものは将来の保証や万が一のときの保証です。
「安心した生活」を送るために保険に加入しているわけなのに、それがもしものときに保証されなかったら?
今一度、私たちが何を求めて保険に加入しているのか、各保険会社は真摯に考えて欲しいと思います。
我々も「自分にあった保険内容がどういったものか」真剣に考える必要があるのではないかと思います。
代理店、人任せではなく契約内容をしっかりと見直して、それが本当に自分のニーズと見合っているのか?今一度見直す必要があるのではないでしょうか?
そして保険業界で今、何が問題となっているのでしょうか?
1.契約における問題、「入口」の問題が多数発生している
保険募集時において、重要事項などの説明が不十分なために、契約者が加入された契約の内容が、契約者の意向や要望と異なっているといった不備が多数発生し、契約者の利益保護に欠ける事態を招き、契約者からの不満・苦情につながっているようです。
例えば、火災保険における構造級別誤りや超過保険の問題、自動車保険における年齢条件や免許証の色および使用目的の適用誤り、医療保険の告知受領の誤りなど「説明責任」が十分に果たされていない状況にあります。
2.保険金の支払の問題、つまり「出口」の問題も多数発生している。
1996年の保険の自由化以降、保険商品が多様化・複雑化したにもかかわらず、保険会社の保険金支払管理態勢が十分に機能していなかったことから、本来支払うべき保険金が支払われないケースが多数発生するなど、保険会社としての「契約の履行責任」が十分に果たされていない状況にあります。
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